観音像に行ってから、しばらく間をあけて今回は、GWです。家から淡路島まで、車でも自転車でもすぐなので、日帰り温泉等によく行ってます。
さすがにGW、通りかかった洲本温泉等は、行楽のお客さんでいっぱいです。
今回は、瀬戸内海を防衛する目的で建設された由良要塞の生石砲台に行ってみました。
瀬戸内海には、西に広島の大久野島、愛媛の小島の芸予要塞、東に和歌山の友が島、淡路島の由良要塞があります。それぞれ、建設された時期は同じで、日露戦争に対しての備えとして造られたそうです。
由良要塞の生石砲台と対になっている友が島は、ラピュタの島として大人気で、行楽シーズンの休日は、渡し船が2、3時間待ちが普通になっています。
に対してこちらは、GWだというのに誰もいません。
一応、史跡公園として整備はしてありますが、あまり手入れはされていないようです。
神社がありました。ここは誰かが手入れをしてるみたいで、きれいな感じです。
けっこう広い敷地に回廊があって、砲台がいくつかあるというオーソドックスな要塞の造りです。どの場所も、ほとんど原型は留めておらず、廃墟とか遺構というより、瓦礫の山って感じです。予備知識がないと、ここが何だかわからないとおもいます。
他の三つの島が、明治を現代に伝えるかのように美しく朽ちていってますが、この生石砲台は、第二次大戦の終戦後に、何が気に入らなっかたのか、米軍が破壊してしまったらしいです。で、阪神の地震も追い打ちをかけたんでしょう。痛みが激しいです。
由良要塞の相方の友が島は、ラピュタの島として大人気ですが、こちらは、バルスの呪文を唱えた後のラピュタってところでしょうか。ほとんど崩れています。
結局、ここに2時間程居てる間は、誰にも会いませんでした。廃墟や遺構の散策は、このロンリーな雰囲気がいい感じです。
帰りに、淡路島の花の名所、淡路花さじきに立ち寄ってみました。こちらは連休、人も多くて、何だか、人間界に戻ってきたような気がしました。
おわり