この旅行で2番目の目的地、博物館網走監獄です。
明治以来、実際に刑務所として使用していた建物を移築、保存展示した野外博物館です。
明治時代の監獄では、長く廃墟になったまま放置されていた長崎監獄が解体撤去されたので、ほぼ、全面保存されているのは旧奈良監獄とここだけだと思います。もちろん、ゴールデンカムイの劇中でも、重要な役どころの場所として登場します。
中に入ると、早速、杉元とアシリパが出迎えてくれました。
監獄内の要所々々に看守や囚人のマネキンが展示してあり、かつてのシチュエーションを再現してます。
野外作業もマネキンです。リアルです。
重要文化財に指定されてる建物も多く展示されています。
明治の脱獄王、五寸釘の寅吉という人がいたらしいです。ゴールデンカムイにも脱獄名人が登場しますが、こちらのモデルは、昭和の脱獄王、白鳥由栄ではないかと思います。
さすがに、刑務所の博物館だけあって、シュールな展示も多々あります。
博物館網走監獄、単に古い刑務所の博物館ではなく、厳しい自然環境と劣悪な住環境の中、主に道路の整備をになって北海道の開拓に貢献した囚人たちの記念碑、多くの獄死した囚人たちの慰霊碑という位置付けになってると思います。
早朝から活動してるので、一日が長いです。まだ昼過ぎです。この後、北方民族博物館を目指すことにしました。バスの便が少ないので、スマホでマップを見ると近そうだったので歩くことにしました。
緩やかな上り坂、歩いても、歩いても、なかなか到着しません。晩秋の道東ですが、汗だくになって歩きました。
展望台と、オホーツク流氷館という施設があったので、ここで歩くのはやめました。
一年中、-15℃の流氷体験ができる施設みたいです。それ以外の見どころは、特にないです。
クリオネの水槽が、いくつか置いてあります。
展望デッキからの眺めは素晴らしいです。遠くに斜里岳や知床連山が見えます。
北海道って感じの景色です。
おしゃれなレストランがあって、私はズワイガニのカレー、三女はエゾシカミンチカツバーガーです。観光地のレストランですが、非常に美味しかったです。
バスで、網走駅に戻って、北見を目指します。バスの便が少ないので、網走付近の観光は、やはりレンタカーがないときついです。
明日の朝、北見を始発のバスに乗る予定なので、網走から北見まで、約1時間のローカル線の旅です。2泊3日の道東の旅は忙しいです。
途中で、素敵なネームの駅がありました。
北見に到着したら、予約していた、駅から5分程度のスーパーホテルに直行し、宿の近くの居酒屋で、オホーツク海産の刺身の盛合わせや、鮭、地鶏等の夕食を食べて、早々に寝てしまいました。どれもこれも素晴らしい美味しさでした。
つづく