朝6時に、バスは網走駅に到着です。札幌から地方都市に向かうバスは、早朝から途中のバス停にまめに停車するので、バスの前方の座席に座った場合は、朝4時頃から降車する人のざわめきで目が覚めてしまいます。で、常に睡眠不足気味になります。
今日の目的は、博物館網走監獄なんですが、オープンまでまだかなりの時間があります。早朝から時間をつぶせる所はありません。
知床のウトロに住む友人が、そこいらを案内して時間つぶしに協力してやろうということで、迎えに来てくれました。斜里方面に向かう国道沿いのオホーツク海に昇る朝日です。遠くに知床連山を眺めることができます。
晩秋の、ちょっと寂し気な景色が広がります。
かつて、オホーツク海の海岸線を防衛するために、かなりの数の軍事施設が置かれていたらしく、そのうちの一つ、海岸沿いのトーチカ跡です。
国道沿いには、かなりの数の廃墟、廃屋があります。
日本全国、どの地方に行っても同じかと思いますが、市街地から少し離れた道沿いには廃墟をよく見かけます。特に、飲食店や宿泊施設の廃墟が多いように思います。
こちらもその一つ、海鮮料理のお店だったみたいです。
都市近郊の廃墟は、落書きや侵入して破壊する等で荒れた所が多いですが、さすがにオホーツク海まで来て、悪さをする人は居ないみたいで、自然に朽ちるままになっています。
晩秋のオホーツク海の水辺は、越冬に来た鳥達で賑わいます。
現在の網走刑務所です。もちろん、犯罪者にならない限りは中には入れないので、外観だけです。
かつての網走刑務所の正門が、移築されて現在は、保育所の門になってます。
夜行バスで早朝に到着すると、一日が長いです。そろそろ駅に戻って、博物館網走監獄に行こうかと思って歩いていたら、駅の近くの住宅街で、猫と出会ってしまい、少し遊んでくれました。
つづく