雨の中の散策が続きます。さすがにどしゃ降りの雨の日に、こんな所に来ようという人は居ないみたいで、かつては、賑わった鉱山の拠点だった所を一人占めです。
かつてのインクライン(ケーブルカー)の跡が、遊歩道の長い階段になっています。周りの雰囲気から、ここがインクラインだったのは、すぐにわかります。
主要設備は、煉瓦や石の造りなので、晴れていると美しく朽ちているのがわかるのですが、雨で、どす黒く写真には写ってしまいました。
索道の停車場跡です。
この東平地区、山深い中に存在してるのもあって、東洋のマチュピチュというキャッチフレーズで売り込んでいます。マチュピチュは?ですが、明治から昭和初期の頃の鉱山の遺構としては素晴らしいです。美しく朽ちて、自然に還っていってます。
貯鉱庫跡です。晴れていると煉瓦が美しく朽ちている素晴らしい風情ですが、大雨で、モノクロに近い景色になっています。
傘も役に立たなくなっていますが、雨に煙る遺構の美しさも格別です。
鉱山の施設の周辺に、住宅跡や病院等の公共施設跡が点在しています。この場所で職と住が完結している、標高700ⅿの山の中の端島(軍艦島)みたいな感じだったんでしょうね。
当時のかまどは、石と煉瓦でできていたみたいです。
鉱山施設の周囲に、公共施設跡が点在しています。
つづく