おっさんのお出かけ日記

普段はあまりお金は使わず、格安に旅行をしています。近場でぶらぶらしてる時も多いです。たまに子供(全員成人ですが)と出かけます。ブログに出先で撮った写真をまとめています。時系列はランダムです。

2018年12月 山陰 その2(妖怪列車)

カプセルホテルや相部屋のゲストハウス、ネットカフェで宿泊する場合、近くにイビキの激しい人が寝てると、間違いなく睡眠不足になってしまうので、耳栓は必ず持ち歩いてますが、幸い、静かに朝までぐっすり眠れました。

このホテルには、スターバックス鳥取県初の出店で、崖っぷちに追いやられたという自虐コピーが評判になった、鳥取のローカルチェーンのすなば珈琲のお店があって、そこでモーニングを食べました。

外は、半分、雪が溶けてびちゃびちゃです。

 

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鳥取駅から米子行きの普通列車に乗ったら、朝早いのにほぼ満席です。乗客の多くが外国人で、欧米系の人や、中にはヒジャ―ブ(頭全体を被うスカーフ)を被ったイスラム系の女性のグループもいます。若い人が多いので、何かイベントでもあるのかなと思っていたら、皆さん、由良駅で下車です。

ここは、コナンの作者の青山剛昌氏の出身地で、コナン関連の施設が多くある聖地だそうです。色んな国から、コナンの聖地巡礼に来られてるみたいです。私も、ゴールデンカムイ聖地巡礼に北海道に行ったので、聖地巡礼の楽しみは理解できましたが、遠い外国からやって来る人が多い人気の高さに感心します。

 

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すっかり人が少なくなった列車は、米子に到着です。

 

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米子はかつて、山陰地方の鉄道の要衝だったそうで、駅前には、記念のオブジェがあります。一見、銀河鉄道999のようですが、特に関係はないみたいです。

米子駅では、0番線ホームが境港線の発着ホームなんですが、こちらはゲゲゲの鬼太郎一色です。

 

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境港線の列車は、1両ごとに妖怪のラッピングがしてあります。列車に乗ってしばらくすると、ほぼ満席になりました。こちらも外国人に人気みたいで、主に中国系の人が多いです。私には、台湾の方なのか、香港の方なのか、本土の方なのか区別はつきませんが、なにせ大人気のようです。

境港線の駅はそれぞれ、妖怪の名称がついていて、車内放送で、鬼太郎、目玉おやじ猫娘の声で案内してくれます。

 

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列車は1時間程で、鬼太郎駅(境港)に到着です。

 

           つづく

2018年12月 山陰 その1 (砂の美術館)

年末に仕事を終えると、青春18きっぷで旅行するのが、習慣になってしまっています。この何年かは、山陰や北近畿等の日本海側に行ってます。特に理由もないのですが、鳥取県が何となく好きなので、つい足が向いてしまいます。

一年の終わり、今年も終わったなぁと少し開放感を抱きながら、早朝からの普通列車の旅は始まります。

 

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姫路より西に行くときはこれ、姫路駅名物のえきそばです。和風出汁に中華麺、ぺなぺなの天ぷらが美味しいです。ホームのスタンドは早朝から営業してるので、冬の寒い朝に、ホームに漂う出汁の匂いがたまりません。

 

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山陽本線の上郡から智頭急行線でショートカットです。運賃は別にかかりますが、時間は相当節約できます。

新幹線の開通で、並行在来線が三セクになったり、夜行の快速列車の多くが廃止になったりと、青春18きっぷも以前ほどは使い勝手のいいきっぷではなくなりましたが、高速バスやフェリー等と組み合わせると、けっこう長距離の移動を安くできるので、我々貧乏旅行者には重宝するきっぷです。

上郡を出て、しばらくうとうとしていると、いきなり雪景色になってました。冬は、瀬戸内側から日本海側に行くと途中の景色がよく変わります。

 

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鳥取に到着です。

主に特急の到着時間に合わせて、駅の職員さんが、踊りを披露してくれました。多客期のイベントなんでしょうか。

 

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今日の目的地の、鳥取砂丘の横にある砂の美術館です。毎年1月~4月が製作期間で、年末年始の展示で今年度は終わりになります。

世界のあちこちの国のアーティストが、砂で作ったオブジェを展示している美術館です。毎年、世界のどこかの地域をテーマにしていて、この年は「北欧」でした。

 

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立体感が豊かでディテ―ルまで美しい作品ばかりです。

 

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この日は、曇りで、時々強い雨が降ったり、晴れ間が出たりの天気だったので、砂丘には行かず眺めるだけにしておきました。

 

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鳥取市内には、駅から徒歩圏に温泉地がいくつかあります。今は、街中に温泉が湧いているのは珍しくなくなりましたが、こちらは、古くからの温泉地で~温泉町という町名があります。

で、そのうちの一軒、普通の街中の銭湯なんですが、お湯はいい感じの温泉でした。

 

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今夜の宿は、オープンしてから1年程のカプセルホテルです。一般のホテルをリニューアルしてカプセルホテルを併設したらしく、パブリックスペースも広くて設備もよく、居心地のいいホテルでした。

 

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カプセルホテルの宿泊者は、基本、シャワールームの使用になりますが、500円払うと館内の温泉に入ることができます。近くに銭湯もあるので、どちらを取るかは難しいところです。

冬の日本海のお楽しみ、カニ鍋です。この宿はレストランも併設していて、お一人様かに鍋セット付き1泊2食宿泊プランという、嬉しいのか侘しいのかよくわからないプランがあって、6000円程でした。かに鍋に、天ぷらや刺身等の一通りのセットです。

最近、お一人様のかに料理が付いてる宿泊施設が増えてきました。実際には、一人でかにを食べているのは私だけという場面が多いのですが、この日は、やはり、私と同じようなおっさんが、一人でかに鍋をつついてました。これを、侘しいと思うか、自由と思うかは、心の持ちよう次第。

 

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食後は、パブリックスペースで少しゆっくりしてから寝ました。

 

             つづく

2019年1月 熊野 その2(日本一の路線バス)

前日は、ほとんど列車に乗って移動してるだけって感じの一日でしたが、翌日は路線バスの一日です。

乗車したのは、近鉄大和八木~JR新宮駅の、走行距離が約170㎞、バス停の数が167、高速道路を走らない路線バスでは、日本一の長距離を走るバスです。通しで乗車したら、約6時間の乗車時間になります。

八木発、新宮発共に1日3便運行しています。

今回は、青春18きっぷの残りを使うのが目的だったので、終点の八木までは行かずに、途中の奈良県のJR五条駅までの乗車です。

 

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新宮駅を朝5時53分発の1便に乗車しようと思ってたんですが、例によって朝起きれなくて、次の7時46分発で出発です。

バスは市街地を抜けると、熊野川沿いに山に向かって走ります。

 

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リグライニングはしませんが、都会を走っている路線バスよりは座り心地のいいシートです。この時点で、乗客は私を含めて3人です。

熊野川を離れると、河原を掘った露天風呂で有名な川湯温泉湯の峰温泉等、紀伊半島の山沿いの名だたる温泉街に立ち寄っていきます。バスの窓から眺めているだけでも、うっとりするような温泉情緒が漂う、ややひなびた風情の温泉街です。

温泉街で若干の乗り降りはあったものの、2、3人の乗客を乗せて、昔のままの狭くて曲がりくねった山道を、バスは危なげなく走っていきます。

 

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9時過ぎに、熊野本宮大社に到着しました。ここで途中下車です。この路線、同一方向なら途中下車して次の便に乗ってもいい、バスハイク乗車券というきっぷを販売しています。2日間有効で若干割引価格になっているので、上手く使うと、途中の温泉地で宿泊して、あちこちに立ち寄ることも可能です。

 

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何度か来たことがあるのですが、やはり、いつも境内は凛とした雰囲気です。

階段を昇る参道の横に、熊野古道を思わせるような道もあります。

 

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熊野本宮大社は、元々は、川の中州にあったそうですが、水害の被害を受けて、明治24年に現在の場所に移転したそうです。元の場所には、大きな鳥居が建っています。

 

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2時間程度、本宮に参拝したり付近を散策してるうちに出発の時間になりました。

 

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次の便も乗客は少ないです。

 

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奈良県に入ると、十津川温泉で休憩です。路線バスですが、十津川温泉、上野地、五条バスセンターの3回の休憩があります。

十津川温泉も古くからの温泉街で、ダム湖沿いの古い旅館が風情があります。

 

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風呂に浸かりたいのはやまやまですが、このバスを降りると次が無いので、仕方なく十津川温泉を後にしました。

しばらくすると、次の休憩地、上野地です。ここは、谷瀬のつり橋という、人のみの通行橋なら日本一の長さのつり橋があります。約20分の休憩なので、急げば往復できます。橋が一度に20人以上は渡れないので、一年に何度かの混雑時は往復は無理かも知れません。

 

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かなり揺れますが、ちょっとした空中散歩が楽しめます。

子供達が小学生だった頃に、この近くにキャンプに来た時、びびらせてやろうと思ってここに連れて来たんですが、3人共、キャッキャッと喜んで橋を往復してるのを見て、がっかりしたのを思い出しました。

 

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駐車場に笑える落書きが…

 

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そうこうしてるうちに、バスはJR五条駅に到着しました。朝から合計5時間ちょっとのバス旅でした。結局、バスが混雑したのは、五条市内に入ってから、下校の学生が乗り込んできた時だけでした。

夜行の高速バス以外で、めったに長時間バスに乗ることが無いけど、鉄道のローカル線とは違う風情がありました。

 

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JR五条駅に、柿の葉寿司の売店があったので買って帰りました。

ずっと、電車やバスばかり乗ってましたが、さんま寿司めはり寿司、柿の葉寿司と名物は、とりあえず食べれました。

 

                おわり

2019年1月 熊野 その1(ローカル線の一日)

2018年の年末に使った、青春18きっぷが2日分余ったので、使い切ろうと思って、紀伊半島に出かけてみました。2週間程前に行った山陰は、寒波で大雪だったんですが、和歌山は、ほんとに1月なのかなと思うような暖かさです。

2018年の秋以降は、台風の被害が大きかった堺市に災害復旧の仕事をしに行ってる時が多く、毎日、西明石からJR阪和線の鳳まで電車で通勤してました。で、その鳳から先に行ってみたいと思って、今回の旅行に出た次第です。

青春18きっぷを使って旅行に出かける場合、ローカル線になればなるほど列車の接続が悪いので、事前の計画が大事になります。青春18きっぷ普通列車に乗って自由気ままに旅をするというのは、大都市近郊や大都市間の幹線の鉄道を使う場合に限った話で、接続の悪いローカル線では、事前に調べておいた列車をしゅくしゅくと乗り継いで行く必要があります。予定してた列車に乗り遅れると、次の列車が2時間後なんてのは普通にあります。青春18きっぷで旅行する時は、私は、にわか鉄道マニアになって時刻表を駆使して、旅行の行程を決めています。

前置きが長くなりましたが、そんな感じで計画を立てていたんですが、朝起きれなくて、今回も事前の計画はダメでした。早朝の5時に家を出たら、JR各線の接続も良く、海のきれいな串本か、太地の鯨の博物館に立ち寄れるはずだったんですが、朝起きれなくて結局、ずっと列車に乗り、接続駅で中途半端時間を過ごすというパターンになってしまいました。

 

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JR和歌山線(紀勢本線)は、大阪から和歌山までは、快速や普通列車も多く移動は早くできますが、和歌山を越えると一気にローカル線になります。

青春18きっぷで旅行してる時に、列車の接続が極端に悪い場合等は、同路線を走っている特急列車に別に料金を払って先を急ぐ事があります。これをワープと言いますが、紀勢本線の場合、特急列車の多くが白浜止まりで、白浜より先に行く特急列車の数が少なくてワープもできません。

紀伊田辺に到着して駅前を少し歩いたら、弁当や総菜のお店があったので、のぞいてみたら、紀州名物のさんま寿司がありました。早速買って、駅のベンチで昼食です。駅舎の建替え工事をしていたので待合室が使えず、ホームのベンチで食べました。状況はともかく、非常に美味しい昼食でした。

 

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列車の終点の度に1時間程の待ち時間を過ごして、新宮に到着です。ここがJR西日本JR東海の境界です。西日本の方は電化していますが、東海の方は非電化です。それぞれ、特急を走らせていますが、全線非電化の国鉄だった頃は、大阪の天王寺から名古屋まで、気動車の特急列車が走っていました。

 

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新宮駅は、熊野三山(熊野本宮大社那智大社、速玉大社)のうち、速玉大社の最寄駅です。中国の秦の始皇帝をたぶらかして財宝を巻き上げた徐福ゆかりの公園もあります。

 

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着いた時間も遅くて、日も短い季節なので、駅の近くを散歩するだけにしました。途中で探した駅近のビジネスホテルが4千円程度で、古いけど寝るには十分。

商店街を歩いて、名物のめはり寿司の有名店に買い物に行った後は、スーパーで、食材を揃えて一人で食事です。

 

 

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つづく 

2016年4月 岡山(鉱山鉄道跡)

2018年まで岡山県倉敷市の水島に出張してる時が多く、近辺をあちこち散策してました。

津山に、扇形機関車庫と転車台を公開した「津山まなびの鉄道館」という施設があると知って、出かけてみました。

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津山は岡山県の鉄道の要衝だったらしく、蒸気機関車が主力だった頃の扇形の機関庫が現存しています。そこに資料館と、岡山ゆかりの鉄道車両を保存、展示した施設になっています。東京や京都、名古屋の鉄道博物館のような大掛かりな展示はありませんが、地方で頑張っていた車両達をねぎらうような小さな鉄道館、懐かしい匂いがしています。

津山から国道26号線を東に行くと、以前は、久米郡中央町、旭町、柵原町の3つ町が合併してできた久米郡美咲町があります。こちらの旧柵原町には、硫化鉄鉱を産出する柵原鉱山がありました。最盛期は、東洋一の硫化鉄鉱の産出量を誇る鉱山でしたが、他の鉱山と同じく、海外産の安値な材料に市場を奪われ、1991年に閉山となりました。鉱石輸送用に稼働していた片上鉄道も、閉山と同時に廃線になりました。備前片上からの廃線跡はサイクリングロードになっています。

鉱山跡は、坑道の一部で、特産の黄ニラや椎茸の栽培、酒や醤油、味噌等の醸造が行われている程度で、施設等は残っていません。

片上鉄道の操車場のあった場所に、柵原ふれあい鉱山公園が作られ、鉱山の資料館と、片上鉄道の吉ヵ原駅舎と保存車両があります。終点のまで線路が保存されていて、列車を走らせるイベントも行われています。

 

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車両もですが、駅舎も昭和な雰囲気です。かつての日本では、どこでも見られた情景。廃線跡ですが、ローカル線の風情がいっぱいです。

 

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元の鉱山住宅なんでしょうか。このような造りの住宅が多くあります。

 

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終点の柵原です。吉ヵ原から少しだけの廃線ハイクです。

吉ヵ原駅の付近が、かつてのメインストリートだったみたいで、商店や商店跡等が点在しています。

その一角に、土休日のみ営業している「らん」というお店があります。メニューは玉子かけご飯セットのみ。町内産の材料のみを使用したシンプルな定食ですが、特製の5種類のタレで食べる玉子かけご飯が、非常に美味しいです。

 

 

 

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2017年5月 和歌山(人形の神社とねこ駅長)

GWの最中に、和歌山の友が島に行ってみようと思って、JR神戸線、大阪地下鉄、南海電車を乗り継いで加太にやってきました。早朝に家を出て友が島行きの渡し船の乗り場に到着したのが、朝9時過ぎだったんですが、乗船が2時間半待ちになってました。帰りのことを考えると、島の滞在が1~2時間程度になってしまうので、あきらめることにしました。

前年は夏休み期間に行って同じ状況になりました。なかなか、島に渡ることができません。やはり、友が島は大人気です。以前は釣りか夏にキャンプに行く程度しかお客さんがいなくて、友が島観光の主体だった南海電鉄が撤退したり、あまり人の来ない観光地だったんですが、現在は、行楽シーズンや週末は、島に渡るのが困難なほどの賑わいです。廃墟ブーム、恐るべし。

というわけで、近くの淡嶋神社に行ってみました。人形供養の神社として有名ですが、安産や子授け等、女性のための神社としても有名です。

少し前に大阪のUSJで、ここから貸し出しされた人形をホラーの扱いの展示で話題になってましたが、この神社の境内に並んでる人形達を眺めてる限りでは、ホラーとはちょっと違うような気はします。もし、深夜に一人で境内を歩くような事にでもなったら、ちょっと不気味かも知れませんが。

あらゆるジャンルの人形があって、神社の境内というより博物館のような雰囲気で、なかなか壮観な眺めです。

 

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淡嶋神社を後にして、長閑な加太の街を駅まで歩いてみました。神社の参道に、けっこう美味しい海産物の食堂もあるのですが、まだ時間が早いので、食堂には寄らずに、今からどうしたものかとぶらぶら歩いてみました。

 

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家に帰るには少し早いので、和歌山に行き、和歌山電鉄に乗ってみることにしました。

2006年、南海電鉄から岡山電気軌道が経営を引き継ぎ子会社化した路線で、何とか廃線の危機を乗り越えたローカル私鉄です。沿線には伊太祈曽神社をはじめ、大きな神社が三つあります。赤字のローカル線を何とか盛り上げるべく登場したのが、終点の貴志駅の駅長に就任した先代のたま駅長です。あっという間に有名になって、和歌山電鉄の名を全国に広めました。たま駅長が亡くなった後は、貴志駅に二タマ駅長、伊太祈曽駅によんたま駅長が就任しています。それぞれ、1日6時間、週休2日で、ブラックな労働条件ではないみたいです。

和歌山から終点の貴志まで、フリーきっぷを買うと、往復するだけで元が取れて、曜日にもよりますが、二タマ、よんたまの両駅長に、ちょっとお得に会いに行くことができます。

 

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和歌山電鉄貴志川線には、いちご電車おもちゃ電車、たま電車、うめ星電車の4編成のイベント列車が走っています。それぞれ、内外装共に特色のある列車になっているので、乗り比べてみるのも面白いかもです。JR九州の特急やななつ星等のデザインで知られている水戸岡鋭治さんのデザインです。内装に木材を多用してあって、いい雰囲気の列車になってます。

 

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2017年4月 大久野島(うさぎと毒ガスと廃墟)

広島県大久野島です。島には民家は無く住民も居らず、島全体が、休暇村 大久野島になっているリゾートアイランドです。JR呉線忠海駅近くから出ているフェリーで島に渡ります。

ウサギの島として有名で、キャベツやカット野菜を持って行くと、人懐こいウサギ達が、まるで古くからの友人のように歓迎してくれます。

1902年に、愛媛県の小島と共に、瀬戸内海を防衛する芸予要塞の大久野島砲台が完成しました。後に瀬戸内海の更に西部に豊予要塞が完成したため、要塞としての機能は、1924年に廃止になっています。

1929年から1945年まで、旧日本陸軍の毒ガス製造工場が稼働していました。毒ガス兵器の使用はジュネーブ協定に違反しているため、ここでの研究と製造は秘密裏に行われていたため、一時期は地図から消された島になっていました。ここで、毒ガスの製造をされていた工員の方々は、自分が何を作っているのか知らされることもなく、凄まじい健康被害だったようです。詳しくは、毒ガス資料館のHPで。

第二次大戦の終戦後も、この島は、米軍に接収されたまま、朝鮮戦争に送る弾薬や物資等の貯蔵に使用していたようです。

ウサギの楽園の島も、かなりヘビィな歴史を経ています。

 

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てな感じで、ウサギ達があちこちで、観光客をもてなしています。 

 

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全国に、猫の島はけっこうありますが、ウサギの島は珍しいです。

 

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フェリーの桟橋から休暇村のメインのホテル棟までの間、ウサギ達の熱烈歓迎を受けて歩いていきます。

島は一周4㎞程の周回道路があります。レンタルの自転車があるので借りると、島内を効率よくまわれます。アップダウンがけっこうあるので、ややレンタル料が高いけど、電動自転車が圧倒的に楽です。

 

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毒ガスを製造していた工場等はありませんが、貯蔵庫等の施設が点在しています。

米軍が火炎放射器で焼き払ったらしく、コンクリートが焼け焦げています。

 

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島の小高くなった所に要塞だった頃の砲台跡があります。

 

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島の至る所にウサギが居ます。廃墟に遊ぶウサギという、ちょっとシュールな情景は、多分ここだけでしか見れないと思います。

 

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