自宅が兵庫県の明石なので、姫路まで車で3、40分程度です。姫路と言えば、知らない人は誰も居ない世界遺産の姫路城ですが、実は、駅から城までの間に、兵庫県でも有数の商店街のみゆき通りや、姫路城の敷地内に、こじんまりした動物園、美術館、歴史博物館等の施設があり、すぐ近くの手柄山公園に、これまた、こじんまりした水族館と、幼児向けの遊園地、夏はプールがあります。子供を遊ばせる施設が一式揃っていて、動物園も水族館も入場料が格安で、駐車場も安いので、子供が小さかった頃に家族で出かけるのは、やたらと姫路が多かったです。何度も来て、いつも近くで城を眺めていたんですが、姫路城に隣接してる日本庭園、好古園を訪れるのは初めてです。正式名称は、姫路城西御屋敷跡庭園好古園です。
どこか近くに、紅葉を見れる所はないかなと思って検索してたら、こちらがヒットしたので行ってみました。
昼頃に到着して、姫路城の東側の駐車場に車を停めて、城の大手門の前の土産物や飲食店が並んでる所に行ってみたのですが、平日なのに人が多いです。多くは外国人の観光客ですが、強気の値段設定にもかかわらず、お客さんでいっぱいです。
姫路城、日本で一番繁盛してる世界遺産じゃないかと思います。行楽シーズンの休日は、場内はよく入場制限がかかっているようです。確かに、どこの城よりも優美な姿で素晴らしい景観ですが、外国人観光客に人気の京都や大阪から新幹線ですぐの場所で、駅から歩いてアクセスできるのも人気の理由なんでしょうか。
私の場合、姫路と言えば、知る人ぞ知る名物のえきそばです。元々は、姫路駅のホームのスタンドで販売してたんですが、駅以外にも何軒かお店ができたので、駅の改札をくぐらなくても食べることができます。
和風の出汁と中華麺の組み合わせのそばなんですが、別にどうと言う事もないんですが妙に美味しくて、姫路に来るとよく食べています。最近、トッピングのバリエーションが増えましたが、個人的には、昔ながらの衣だけのぺなぺなの天ぷらが美味しいように思います。
城に近い店舗です。割と最近にできました。
昼食を食べて、散策の開始です。
まず、大手門の外からパチリ。やや曇り気味の空模様ですが、白壁が美しいです。
大手門から西に少し歩くと、好古園に到着です。かつてこの場所に藩校の好古堂があったのが由来だそうです。
今年は紅葉が遅いのか、まだ緑の葉の方が多いです。色づき始めといったところでしょうか。昔に比べて、紅葉の季節がかなり遅くなってるような気がします。
けっこう広い庭園で、西御屋敷、武家屋敷の遺構をそのまま生かして築地塀等で仕切られている9つの庭園で構成されている、池泉回遊式庭園群で、面積は3.5ヘクタールあります。所々に渡り廊下や長屋門、屋敷門等が配置してあり、時代劇のロケ地に使われることもあるそうです。
平日ですが、けっこうな数の観光客です。大半が外国人の方ですが、あちこちで熱心に景色を眺めていました。
人が多く、そちらにカメラを向けるのも憚られるので、風景全体の写真が撮りにくく狭い範囲の写真ばかりになっています。
せせらぎも配置してあります。葉が赤くなったらきれいな景色でしょうね。
池には鯉が泳いでいます。
場所によって、よく色づいてる所と緑の所があります。
日本庭園にめったに行ったことが無いので、けっこう楽しめました。いい散歩ができました。紅葉は11月の下旬からが見頃みたいです。
せっかくなので、少し城も眺めることにしました。大手門をくぐると、猫がいます。皆、耳先をカットしたさくら猫(野良猫ですが、去勢、避妊済で、地域で世話をしてる猫という感じです)ばかりです。けっこう広範囲に行動してるみたいですが、大手門の近くや動物園の近くでよく見かけます。愛想のいい猫も居て、かまうと相手をしてくれますが、この日は食事中で、知らん顔でした。
しばらく、天守閣の方に歩いてみます。
大手門から天守閣までのメインストリートは、いつも多くの観光客が歩いてますが、天守閣の入場券売り場の手前の動物園の方に向かう道を歩くと、ほぼ、人気がなくなります。石垣沿いで城の全景は見にくくなりますが、ポスターやガイドに多く写ってる写真とは違うアングルで城を眺めることができます。
このまま、城の東の動物園のとなり、姫山駐車場に車を取りに行って帰りました。駐車料金が基本の3時間まで600円で収まった割には、あちこち歩けました。最近、ネットカフェに漫画を読みに行く程度しか出かけてなかったので、いいお出かけになりました。