2016年の始めに、東京から青森の八戸まで、青春18きっぷで4日間かけて旅行した帰り道に、新幹線や飛行機でまっすぐ帰るのも面白くないので、北海道に寄り道をして帰ることにしました。
兵庫県に住んでいるので、北海道に行く時は、普段は飛行機一択になってしまいます。こんな機会でもないと、なかなか乗船することのないシルバーフェリーに乗船です。
青森県の八戸港と北海道の苫小牧港を結ぶシルバーフェリー、2018年からは新たに、北海道の室蘭港と岩手県の宮古港間の航路も開設しています。主力は八戸~苫小牧間の航路で、約8時間の乗船時間で、4隻の船が1日4往復しています。
今回は、22:00発のシルバーエイトです。苫小牧着が朝6時なので、本州から北海道に渡るにはちょうどいい時間です。全長約140m、旅客定員が600人のかなり大きな船です。
シルバーフェリーは、高速バスと提携して、お得なきっぷをいくつか販売していて、今回は、八戸~苫小牧をフェリー、苫小牧~札幌を高速バスの札幌~八戸なかよしきっぷを購入しました。乗船料に500円ほどのプラスで、札幌までの高速バスが利用できます。2等船室の運賃が5100円(2019年10月~)、船室を2等寝台にアップしたらプラス2540円です。混雑してる時は、2等の大部屋は避けた方が絶対にいいと思います。
この航路に乗船するのは初めてなので、かなりうきうきしています。
2等寝台です。かなりコンパクトな部屋です。乗客が満員の時は相部屋になる時もあるそうですが、この部屋で見ず知らずの人と相部屋はかなりきついです。まだ大部屋の方がいいような気がします。幸い、この日は一人でした。この船以降に就航した船は、シングルベッドの部屋になっています。
一人だと、この狭さも悪くないです。多くのフェリーに共通なのですが、部屋に入ってしまうと、スマホの電波が圏外になるので、寝るか、雑誌か本でも読むしか過ごしようがありません。
エントランスのレセプションカウンターです。簡単な売店も兼ねています。
入浴できる時間は決まっていますが、大浴場があります。ゆっくりと風呂に入れるというのが、他の交通機関にはない、フェリーならではの楽しみです。
乗船時間が短い航路なので、レストランはありませんが、飲み物や軽食の品ぞろえが豊富な自販機コーナーがあります。風呂上りのビールはここで飲みます。風呂に入って、一杯飲んで、すぐに横になって寝れるのもフェリーのいいところ。この日は週末で乗客が多く、賑わっていました。
簡素ですが、ロビーもあって、ゆっくりくつろげます。夜行便は、起きてる時間が少ないのであまり利用することはないかと思いますが、昼の便だとこういう設備は重宝すると思います。ピンボケですいません。
夜も更けてきたので、寝ることにしました。
朝6時に、船は苫小牧港に到着します。寝ぼけていて写真を撮るのを忘れていて、高速バスに乗っていきなり札幌です。青春18きっぷが1日分あるので、そのまま列車に乗って小樽に向かうことにしました。
まだ午前中ですが、観光客が多いです。
暖かい季節に、駅でレンタサイクルを借りて、水族館や鰊御殿に行ってみるのもいいですが、運河は、雪の季節が一番風情があるように思います。
昼近くまで、運河の近くや手宮線の廃線跡をぶらぶら散歩してました。
この時は、商店街の店先に鎮座していた、武揚さん(榎本武揚)が、2018年に行ったら居なくなってました。
小樽を後にして、札幌に戻ります。このブログの初めの頃に、小樽の記事を書いているので、もしよければ、合わせて読んでみて下さい。
札幌に戻って、ラーメン共和国に行ったらどこも行列で、駅の地下街でラーメンを食べました。味噌ラーメンです。寒い季節は最高です。
札幌で時間をつぶしたい時は、無料でしばらく過ごせるので、つい旧庁舎に立ち寄ってしまいます。
青春18きっぷなので、普通列車にしか乗れず、ちょっと早い目に札幌を出発することにしました。苫小牧からの札幌、小樽の弾丸ツアーでした。
次は、太平洋フェリーに乗船するために、苫小牧に戻りました。
つづく