兵庫県加西市の五百羅漢寺です。近くに行く用事があったので立ち寄ってみました。
ここの石仏は、江戸時代の初期に作られたものらしいです。
石仏は、元々羅漢寺の南にある酒見寺にあった物で、戦国時代に荒廃した寺の再興に伴う寺内整備や信仰、供養のために建立されたそうです。
寺内に、素朴な表情の約450体の石仏が鎮座しています。
よく探せば、自分や誰かに似た石仏に巡り会えるそうです。
世の中の何処でも、人の営みのある所には、必ず祈りの場所があるのを見ることができます。神社やお寺や教会、お地蔵さん、祠。人の暮らしは、多くの祈りに満ちていると思います。
この石仏を作った人は、どんな祈りを込めて石仏達を作り続けたのかなと、一つ一つ違う表情の石仏を見ながら思いました。
そんなに広い境内のお寺でもないのですが、ちょっとほのぼのとした気分で、石仏達との時間を過ごしました。
お盆の8月8日に、千灯会という縁日があって、石仏の前にろうそくの灯が灯されるそうです。幻想的な光景になるそうです。
この五百羅漢寺の近くに、最近まで非公開だった、旧日本海軍の鶉野(うずらの)飛行場跡があります。最近、週末に公開しているみたいです。資料館、防空壕跡等があり、局地戦闘機、紫電改のレプリカが展示してるそうです。