有名な世阿弥作(金春善竹の作という説もあり)の謡曲高砂の発生の地で、ブライダル都市高砂だそうです。
兵庫県を走るローカル私鉄、山陽電鉄の高砂を降りたら駅前はいきなり味のある昭和な佇まいが広がります。
こちらは現在は自転車置き場になってますが、かつての国鉄高砂線の廃線跡です。
現在のJR加古川駅から終点の高砂港駅まで約8㎞の路線でした。1913年に開通して1984年に廃線になっています。
この場所が高砂北口駅だったそうです。
ほぼ駅前と言っていい場所にショッピングモールの廃墟があります。
1976年に西友ストア(現在の西友)を中心に専門店55店舗、スイミングスクールを併設した当時は珍しかったオープンモール形式の商業施設として開業しました。
開業当時は、現在も残る西館、スイミングスクールのあった南館、東館の3棟の構成でした。
約300台を収容できる駐車場もあり、開業当初は非常に賑わっていたそうですが、付近に、同じような商業施設ができ徐々に経営が悪化し、2015年に西友が閉店、スイミングスクールも閉鎖になりました。専門店は営業を続けていたようですが、2017年には全店舗が閉鎖になっています。
南館と東館は解体撤去済で更地になっています。
西館は上部が集合住宅になっていて解体できないので存在しているといったところでしょうか。
東館と西館をつなぐ通路の跡のようです。
かつてはここで、色んなイベントが開催されていたようです。
南側の住宅街から駅までの通路としか機能しなくなった道ですが、かつては多くの人で賑わっていたんでしょうね。
ちょっと珍しいガラス手摺の駐車場の監視塔です。
サンモールの南側の入口のオブジェです。
通路の東側に駐車場が広がっています。
平日の午後ですが、ほとんど人通りがありません。