2016年の年末に山陰を青春18きっぷを使って旅行してみました。
この何年か、年末に山陰か北近畿を青春18きっぷを使って旅行してますが、この旅行が最初だったと思います。以来、何となく、冬の日本海側が気に入って足を運んでいます。普通列車のみを使う旅行は、往々にして列車の接続が悪い場合が多く、移動に時間がかかりますが、山陰や北近畿は、意外と列車の接続が良くて、移動がスムーズにいく場合が多いです。
家の最寄駅の西明石を西に向かって早朝に出発する時は、いつも姫路駅のホームのスタンドでえきそばの朝食です。姫路の名物の一つで、中華麺と和風出汁の組み合わせのそばなんですが、これがなかなかの逸品です。早朝から営業してるので、特に寒い季節には、ホームに漂う出汁の匂いがたまりません。最近、トッピングが色々と増えましたが、個人的には、ペなぺなの天ぷらが乗ってる昔からの駅そばが好きです。
青春18きっぷで移動する際は、基本はJRのみの路線を使いますが、姫路から鳥取に行く場合、山陽本線の上郡から3セクの智頭急行でショートカットすると、JRのみで移動するより1~2時間早く到着できます。別に運賃はかかりますが、その後の動きがよくなります。私は、青春18きっぷは、距離を稼ぐより、乗り降り自由の利便性の方を重宝しています。
宮本武蔵の出身地の近くの駅らしいです。
確か、乗り降り自由のフリーきっぷも販売してるはずなので、沿線の街を巡ってみるのも面白そうです。
砂丘の入り口から海まで、かなりの距離があるので歩いて往復すると、1時間近くかかります。早朝に来ると美しい風紋が見れるらしいですが、まだ見たことがありません。
冬の荒れ気味の海と、スケールのある砂丘のコントラストがいい感じです。
海鮮丼や刺身の定食を食べようかなと思ってたんですが、期間限定でかに鍋の定食があったので注文しました。
一人で食べるには丁度いいセットです。かに鍋も、お一人様でも食べれるようになったのかと、少し嬉しくなって、かにの足にかぶりつきました。
最近は、飲み屋等のメニューでよく一人鍋を見かけるようになったけど、かに鍋はちょっと珍しいです。いい世の中になったなぁと思いつつ、多分、これが気に入って翌年以降は、お一人様かに鍋メニューありの宿を探すようになったと思います。
最後はちゃんと雑炊にできました。旅行は始まったばかりですが、幸せな気分です。
お腹がふくれたので、砂丘の隣の砂の美術館に行ってみました。
かなり以前に、子供を連れてここに来た時は、まだこの施設がなかったので、この日が初めてです。
世界中のアーティストが作製した、砂で作ったオブジェが展示してあります。
どの作品も非常に精巧でリアルにできています。ここまで足を運んで見に来る価値は十分ありました。
毎年、世界のどこかの地域のテーマが決まっていて、この時は南米でした。
旅行をすると、早朝から活動を開始するので一日が長いです。そろそろいい時間になってきたので、一旦駅に戻って、駅弁の売店で頼んでおいた駅弁を受け取って、宿を予約している松江に向かいます。
駅から近い、ビジネスホテルが今夜の宿です。宿泊代が安くて朝食が美味しいので、松江では、何となくここに泊まっています。
鳥取駅の駅弁、その名もとっとりの居酒屋です。あちこちで色んな駅弁を食べましたが、酒の肴系の駅弁(駅弁って、どれも酒の肴にはもってこいなんですが)では、最高傑作じゃないかと思っています。小さく仕切った枡の中は、どれも鳥取名物の酒の肴です。弁当箱のふたを開けると、何の変哲もないビジネスホテルの部屋が、いきなり一人居酒屋になってしまいます。鳥取駅には、元祖かに寿しをはじめ、魅惑の駅弁のラインナップが並んでますが、これが最高です。地酒の小瓶をちびちびやりながら肴をつまんで、しめには、寿司が付いています。弁当が空になったら一人居酒屋の閉店ですが、閉店後は、そのまま横になって寝れるのがとてもいい感じです。
今日も、幸せな一日でした。
つづく