いつもは、沖縄に旅行する時は、ダイビングやシュノーケリングを予約してるので、早朝に起きて、ホテルの朝食を食べて活動開始という感じなんですが、今回は、それもなくて、ホテルも素泊まりにしたので、子供らが、朝、起きてきません。で、起きたら起きたで、メイクやらが、やたらと時間がかかるので、すごく間延びのした旅行になってます。
前日に、本部港からフェリーで、水納島か伊江島に行ってみようと言ってたんですが、朝起きないので、フェリーの時間に間に合わず、結局、橋で渡れる瀬底島に行ってみました。
瀬底島、沖縄本島の近くでは、屈指の美しさのビーチです。
ビーチは、素晴らしく美しいのですが、このビーチに沿う形で、2008年頃に開発事業者が倒産して、建設途中で放置してあったリゾートホテルの巨大な廃墟がありました。
ビーチに向かう道路を挟んで、東側がゴルフ場の跡地、西側が建設途中のホテルの廃墟だったんですが、現在は、ホテルの廃墟は解体撤去されて、ゴルフ場の跡地に、新たにリゾートホテルの建設が進んでいます。完成すれば、2棟、430室程度の、かなり大きなホテルになります。1棟は会員制の富裕層向けのホテルになるらしいです。で、このビーチもプライベートビーチになるらしく、一般の遊泳客が立ち入りできるのも、あとわずかな期間だそうです。
一度、頓挫したリゾートの計画が、再度形になるのは、地元にとってはいいことなんでしょうが、この島の、観光のメインの瀬底ビーチがプライベートビーチになったら、今、島で営業してる民宿やペンションはどうなるのかなとか思ってしまいます。
一見の旅行者が、とやかく言う話でもないけど、どこもかしこも大規模な開発をするのはいかがなものかと思います。
インバウンドを主要客に当てにした施設のようですが、那覇から約2時間かかるこの場所で、年間を通して、高い宿泊率を保てるかどうかは疑問です。
来年オープンなので、周囲の整備はどんどん進んでいくんでしょうが、現在のところ、工事現場を通ってビーチにたどり着くって感じになってます。
頓挫したホテルの廃墟の一部です。
ゴルフ場のクラブハウスだったのか、近くに廃屋もありました。
昭和の旅行ブームだった頃に、日本中の主な観光地には、大規模なホテルが数多くできましたが、平成になって、その多くは倒産して廃墟になっていました。
同じ事を繰り返してるような気がします。沖縄という、独自性の高い場所に、内地の資本が大規模な開発をするというのも、将来的にはどうなんでしょうね。
新しくできるリゾートが、再び廃墟にならないことを祈るばかりです。
やっぱり、今日もかき氷です。
次に、今帰仁城跡です。琉球が中山に統一される前に、北山王が13世紀頃に築城したそうです。以前行った、勝連城跡に比べて、かなり広いです。
石垣も美しいですが、景色も美しいです。
売店で飼っているのか、通路の真ん中で猫が寝転んでいます。首里城に行った時も猫がいましたが、沖縄の猫は、通路の真ん中で寝転んでる時が多いです。
備瀬のフクギ並木に行ってみました。フクギ並木のトンネルが延々と続きます。場所によっては薄暗く、となりのトトロの木のトンネルみたいな所もあります。この並木の中に集落があって、古民家も点在しています。
ここは、首里城近くの金城町の石畳の坂道と同じで、非常に沖縄らしい場所だと思います。海洋博公園(美ら海水族館)のすぐ近くです。
所々に、全然やる気のない猫が寝転んでいます。
並木を抜けると海がすぐそこです。
フクギ並木の集落の中に、古民家を改装した宿や飲食店、商店等もあるので、ここに宿泊すれば、昔の沖縄の雰囲気を楽しみながら、夜を過ごせると思います。
毎年恒例の、美ら海水族館です。昼間に行くと人でごった返しているので、夕方4時過ぎに行ってみることにしました。こんなに人の少ない美ら海水族館は初めてでした。どの水槽も、並ばなくても前で見れます。
団体客や、家族連れの人達の多くが引き上げた後の時間なんでしょうね。入館料も500円程安くなります。8月は、夜9時まで開館しています。
海洋博公園は、美ら海水族館以外に、プラネタリウムのある海洋文化館や植物園等の有料施設とウミガメ館、マナティー館、イルカショー等の無料施設があります。
敷地が広いので、エメラルドビーチ等も含めて、隅から隅まで歩いたら、かなりの長時間滞在できます。沖縄の観光施設は、割高な入場料の割には、長時間の滞在ができないような所が多いので、海洋博公園は、非常にリーズナブルな施設と言っていいと思います。
海洋博公園から眺める、海の景色が好きです。
ホテルに帰って、夕食にレストランのバイキングを食べて、早々に寝てしまいました。
つづく