ダイビングから戻って、夕食まではまだ時間があるので、A&Wのハンバーガーを食べに行こうと車を走らせていたら、那覇から離れて沖縄市まで来てしまいました。
で、ビルのウォールアートを見に、コザに行ってみようかということで、コザに立ち寄ってみました。
私が子供の頃、沖縄なんて遠い世界で、どこにあるのかすら想像もつきません。テレビで、ベトナム戦争のニュースをやってる時に、沖縄にでかい米軍基地が多くあって、そこからベトナム戦争に出撃してるらしいという程度の認識でした。もちろん、沖縄にも米軍基地にも具体的なイメージはありません。何かの番組で、沖縄にコザという繁華街があるのを知りました。コザという地名の響きに妙に心を惹かれ、沖縄イコールコザみたいなイメージになりました。
コザという場所、元々は畑しか無いような所に、米軍の駐留地ができ、主要な軍用道路の交差点ができ、周囲に市が立って、それが発展していったのが始まりらしいです。付近に嘉手納基地も建設されて、沖縄随一の繁華街に発展していったそうです。
現在、商店街はシャッター通りと化して、周囲の建物も廃屋なのかなといった感じで、人気はありません。音楽のライブイベントをやってみたり、かつてのメインストリートの十字街の建物の壁を壁画のペイントをしてみたりと街おこしはやってますが、ひどく寂れた印象はぬぐえません。
那覇や北谷、読谷が観光で発展しているのに対し、コザは昭和を引きずったまま衰退していってます。沖縄中をくまなく歩くと、このような光と影を目の当たりにすることは多いのでしょうか。
壁画のテーマは、コザの歴史で、端から15世紀からのコザの歴史を壁画にしてあるそうです。米軍統治下やコザや、米軍の黒人兵が集まる黒人街があった頃の壁画もあり、賛否があるみたいです。
昔のカオスの賑わいが去った後の、あちこちに郷愁が漂う街でした。
沖縄のハンバーガーチェーン店、A&Wのハンバーガーです。元々はアメリカのチェーンらしいです。沖縄では空港にも店がある、けっこうメジャーなローカルチェーンです。ハンバーガーは、モスバーガーに近い感じです。
沖縄には、美味しいハンバーガーのお店も多く、ハンバーガー王国です。某大手のハンバーガーチェーンに比べて、ハンドメイドな食感のハンバーガーが多いです。
という感じで、2日目も、てんこ盛りの一日でした。
一日の終わりに、民謡のライブで一杯。幸せです。
つづく