2019年1月、ヒマなので、大分まで弾丸フェリーで往復してみました。
フェリーさんふらわあの企画きっぷで、弾丸フェリーというのがあります。
大阪~別府、大阪~志布志(鹿児島)、神戸~大分の3航路で、現地0泊フェリー2泊の0泊3日の旅になります。現地の滞在時間は、大分航路が約12時間、鹿児島航路が約8時間です。
0泊3日というと、えらく慌ただしいような気がしますが、往復をフェリーの船内でゆっくり過ごし、現地でも12時間あれば、けっこう色々と遊べます。
弾丸フェリー、週末は、バイクツーリングのライダーやサイクリスト、登山家、ハイカーに人気で、多くの人が利用してるみたいです。会社勤めの社会人の方なら、金曜日の夜に出発して日曜日の朝に帰るという動きができます。週末は、船内でミニライブ等のイベントもやっています。
料金が、往復1万円~というスーパープライスなのも人気の要因でしょうね。
東京ディズニーランドに夜行バスで往復する弾丸ツアーもありますが、往復を窮屈なバスの座席で0泊3日と、大浴場やレストランもあって、眠くなったら横になって寝れるフェリーでは移動の楽しさが全然違います。旅館やホテルが移動してるみたいなものなので、私は、弾丸フェリーはたまに利用しますが、船に乗ってのんびり過ごすのが目的になってしまって、現地で何かやってるのは、おまけって感じです。
今回、とりあえず、風呂に入りまくろうということで別府温泉です。
今回は、往復とも平日だったので、多分、空いてるだろうと思って一番安い2等の大部屋です。1部屋10人程度の定員なんですが、行きは5人、帰りは4人でした。読みが当たって往復を快適に過ごせました。この部屋なら1万円。普段は、週末利用が多いので、4千円ほど余分に払って、2等のベッドを確保しています。大部屋は、人が多いと、まともに寝れません。フェリーのビギナーの方で、これから船旅を始めたいという方は、迷わず、2等のベッド以上の席か個室にして下さい。混雑時に大部屋に泊まると、多分、フェリーは二度とお断りって感じになると思います。
さんふらわあは、売店の品ぞろえが良くて、値段もコンビニ程度なので、 買い物に困る事はありません。
船内は、ひな祭りの飾り付けがしてありました。
船のレストランは、基本、バイキング形式の食事が多いです。最近は九州の郷土料理があったり、料理の種類も豊富で非常に美味しいのですが、今回は、あまりお腹が減ってなかったので、スーパーで総菜等を買って、プロムナードの窓辺に陣取って、一人居酒屋を開店です。
出港してしまうと、あとはやることも無いので、飲んで、食べて、風呂に入って寝るしかないです。船内Wi-Fiはあるけど、貧弱なので、通信は途切れがちになる場合が多いです。
そんなこんなで、船は夜の海を進んでいきます。
翌朝は大分港です。朝から船のレストランの朝食バイキングでお腹いっぱいです。620円!
大分港からバスで大分駅に行き、JRで別府に到着です。
別府温泉の象徴と言っていいと思います、竹瓦温泉。入湯料は百円です。別府温泉の共同浴場は、百円や二百円で入れる所が多いです。
今回はこちら。別府温泉保養ランド。泥パックみたいな温泉です。露天風呂は混浴ですが、お湯の透明度が0なので、余計な雑念はなく、泥パック風呂に専念できます。入湯料は、別府では、かなり高いめで1100円です。泥湯の希少価値でそんなもんでしょうか。
昼は、別府名物の冷麺です。もちもちした麺が美味しいです。
商店街はありますが、飲食店の多くが夕方からの営業みたいで、昼間は寂しいです。
店番をしてる猫もいます。
こちらのお風呂は、まともに海岸にあります。水着着用ですが、露天風呂が広大な温水プールみたいで、開放感は抜群です。別府湾を一望しながらの入浴。長時間入ってしまいました。入湯料は500円程度でした。
今回は行きませんでしたが、こちらも朝から営業していて、砂湯もやっています。
今回、最後は、大分港の近くの新湊温泉。単純温泉なんですが、モール温泉というちょっとぬるっとした感じの温泉です。
すごく温まります。入湯料は300円程だったと思います。
そんなこんなで、船に乗って、九州に風呂に入りに行っただけの旅行でした。
弾丸フェリーの唯一の難点は、別府の商店街の飲み屋が開店する頃には、船が出港するので、別府の飲み屋に行ったことがありません。それが、心残りです。
というわけで、帰りも船の窓際に座って、船旅を満喫して帰りました。