11月下旬、漫画やアニメで公開されている、ゴールデンカムイの聖地巡礼をしてみようと、三女と北海道に行ってみました。
ゴールデンカムイ、日露戦争後の、北海道を舞台にした冒険活劇です。巧みな時代考証による登場人物と、アイヌの文化を織り交ぜてストーリーは進んでいきます。
三女と私はどハマりしてしまって、今回の旅行です。実際のところは、聖地巡礼は、ちょっとこじつけで、秋の北海道に行きたかったのが本音です。
神戸空港も、だんだん馴染みになってきています。
早朝の神戸空港をスカイマークで出発し、約2時間のフライトで新千歳空港に到着です。
JRで新札幌に行き、路線バスで、最初の目的地、北海道開拓の村に行ってみました。
主に、明治の開拓時代の建物を、移築、保存展示している広大な野外博物館です。
とりあえず、村内の食堂で昼食です。屯田兵定食、意外と美味しいです。
広大な敷地に、池や雑木林等、自然の地形を上手く使って建物をレイアウトしてあるので、建物同士が景観に干渉せず、リアルに開拓時代の雰囲気です。
建物の多くは、内部も見学が可能で、当時の暮らしぶりをしのぶ事ができます。
村内には、軌道が敷設してあり馬車が走ってます。
人気の少ない晩秋の村内を、1馬力のスピードで、のんびり景色を眺めるのもいい感じです。雪の季節は、馬車がそりになるそうです。
敷地が広く、建物同士が干渉することもなく、とって付けたような雰囲気は全然ありません。
途中で会った、若い女性の二人組が、建物が登場する漫画のページをコピーしてレジュメを作って、建物と照らし合わせて見学してました。やはり本物のオタクは格がちがいます。何とはなしに村内を歩いている我々は所詮、にわかオタクでした。
北海道の晩秋の午後、ゆったりと時間は流れていきます。とりあえず、村内を一周して、初日からゴールデンカムイの世界を満喫しました。建物中をのぞくと、登場人物達が一服してそうな雰囲気を存分に楽しみました。
この日は、網走までの夜行バスを予約してあるので、出発まで、まだかなりの時間があります。三女が、北海道は初めてなので、札幌の街を少し散策することにしてみました。
大通り公園を少し散歩して、日本三大がっかり名所の一つ、札幌時計台です。三番目は諸説がありますが、この時計台は、高知のはりまや橋と共に、不動のツートップとして君臨しています。多分、周囲がビル街ではなく、緑の丘だったり、林の中とかなら、がっかりはしなかったと思います。むしろ、絵になる景色じゃなかったでしょうか。
北海道庁旧庁舎、美しい建物です。
無料で時間つぶしができるので、札幌に来ると、よく立ち寄ってしまいます。
この季節の北海道、日が暮れるのが早くて、午後4時前から夕暮れになってしまいます。季節は秋から冬へと向かう週末の北の都、夕暮れと共に、少し華やいだ雰囲気に包まれてると思うのは、私だけでしょうか。
夕食は、札幌名物のジンギスカンです。この日は、老舗の松尾ジンギスカンに行きました。予約なしで行ってしまったんですが、何とか一つだけ空いてるテーブルがあるということで、美味しい夕食にありつけました。ビールとジンギスカン、札幌最強の組み合わせですね。
食事の後は、札幌から一駅、苗穂駅前の温泉銭湯で暖まりました。
札幌駅近くのスーパー銭湯、2千円超のセレブ価格か、440円の銭湯価格かどちらかです。私は当然、銭湯価格です。安いけど、設備の整ったいいお風呂です。以前は、夜行バスの待ち時間を、居酒屋などで時間をつぶしてたんですが、一杯が二杯、二杯が三杯~となるので、けっこう高くつきます。やはり、銭湯が安上がりです。
夜の街をぶらぶら歩いて、札幌中央バスターミナルに到着です。札幌駅からは少し距離があります。待合室でバスの発車時刻を待ちます。今夜の宿、ドリーミントオホーツク号網走行きです。23:45発車です。写真が、もしかしたら、ウトロ行きのイーグルライナーかも知れません。ご容赦を…
つづく