おっさんのお出かけ日記

普段はあまりお金は使わず、格安に旅行をしています。近場でぶらぶらしてる時も多いです。たまに子供(全員成人ですが)と出かけます。ブログに出先で撮った写真をまとめています。時系列はランダムです。

2021年5月 和歌山 友ヶ島と和歌浦 廃墟な一日その2

2021年5月6日 和歌山の友ヶ島に行ってみた後に、和歌浦に立ち寄ってみました。

和歌浦は国指定の名勝、紀州東照宮等の観光名所、片男波海水浴場等もあり、1920年頃から60年代までは国内屈指の非常に栄えた観光地だったそうです。70年代頃から、国内の他の観光地が人気になったり、近くに工業地帯ができて景観を損ねたり等が原因で徐々に集客力を失い、90年代には閉業した旅館やホテルが増え、2000年頃には、廃墟マニアのメッカという状況になりました。これは香川県屋島も同じような状況です。

80年代以降の温泉ブームが、温泉地ではない和歌浦の衰退に拍車をかけたようです。

現在は廃墟の多くは解体撤去されましたが、まだいくつかの廃墟が放置されています。

車を駐車場に停めて海岸の方に歩くと、いつの頃の物なのかわからない遊歩道(多分)の残骸があります。

 

f:id:kanta1756:20220216123400j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216123418j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216123442j:plain

 

廃墟に興味のない人なら、一体これが何なのかまったくわからないと思います。

海側には、現在も歩ける遊歩道がありますが、こちらには廃灯台が鎮座しています。

 

f:id:kanta1756:20220216123804j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216123827j:plain

 

昔、実際に灯台として機能してたのか、遊歩道の意匠のオブジェだったのかはわかりませんが、寂れた雰囲気を際立たせています。

 

f:id:kanta1756:20220216124116j:plain

 

砂浜の向こうは現在も稼働しているホテルがあります。

シーサイドの絶好のロケーションです。

灯台のある遊歩道の横は斜面になっていて、原型をとどめていないコンクリートの基礎がへばりついています。帰って調べてみたら、どうも旅館の跡だったみたいです。

 

f:id:kanta1756:20220216124606j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216124622j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216124643j:plain

 

廃トンネルに続く道の下には祠があります。こちらは誰かが手入れをしているようです。

 

f:id:kanta1756:20220216124953j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216125014j:plain

 

海岸沿いを離れて、やや高台にも閉業した古いホテルが点在していますが、廃墟マニアの間では泊まれる廃墟と評判だった七洋園。

以前からほぼ外観はどう見ても廃墟だったんですが、実際には営業していて宿泊することができました。よほどのもの好きが、こわいもの見たさに泊まりに行くというという感じだったようです。宿泊した人のトリップアドバイザーの投稿が物語っています。

2017年にオーナーが亡くなられて以来、本物の廃墟になっています。

 

f:id:kanta1756:20220216130516j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216130539j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216130603j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216130622j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216130646j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216130705j:plain

 

順番が前後しますが、昼食はわかうら食堂で食べました。

こちらはかつては石泉閣という老舗の高級料亭でしたが、2001年当時の和歌山市長と料亭の若女将が結託した汚職事件以来、廃屋になっていましたが、2019年にリノベーションしてオープンしています。

旅館だった部分は廃屋のままですが、料亭だった部分はレトロな雰囲気がいい感じの食堂になっています。

 

f:id:kanta1756:20220216132042j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216132105j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216132122j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216132146j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216132205j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216132226j:plain

 

値段も手ごろで美味しいランチでした。お酒のメニューも色々ありましたが、車だったのが残念でした。

 

tabelog.com

2021年5月 和歌山 友ヶ島と和歌浦 廃墟な一日その1

しばらく投稿してませんでしたが、撮りためた写真が増えたので、ブログを再開したいと思います。

2021年5月のGW明け和歌山県の加太、友ヶ島に行ってみました。

過去にも島に行こうとした事はありましたが、行楽シーズンにトライしたため、渡し船が2時間待ちで断念した事が2度ありました。

ジブリのアニメ、天空の島ラピュタに雰囲気が似ているということで人気スポットになっています。今回は、コロナで出かけるのを控えていた人が多かったのか、GW明けだったからか、がらがらでした。

要塞跡の島、友ヶ島は明治時代に日露戦争に備えて建設された由良要塞の一部で、対岸の淡路島の生石要塞とペアになっています。

広島県大久野島愛媛県の小島の芸予要塞と共に瀬戸内海の防衛のために建設されました。

日本本土に敵国が襲来した頃には、戦争は航空機の時代になっていて、四つの要塞の砲台に備えられた大砲が火を吹くことは一度もなかったようです。

 

f:id:kanta1756:20220216100313j:plain

 

島に行く手段は加太港からの渡し船しかありません。

 

tomogashimakisen.com

 

f:id:kanta1756:20220216100938j:plain

 

約20分で到着です。海がとてもきれいです。

港では、リスがお出迎えをしてくれました。

 

f:id:kanta1756:20220216101341j:plain

 

かつて、瀬戸内海国立公園に指定された時に、南海電鉄グループの南海観光が航路を開設して観光開発を行いキャンプ場や海水浴場で賑わったそうですが、2000年前後に最盛期の5分の1程度の集客になり南海が撤退したようです。この10年ほどでアウトドアブームとラピュタ人気で、賑わいが復活したようです。

港の周囲には、旅館等の廃屋が点在しています。

 

f:id:kanta1756:20220216103308j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216103329j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216103350j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216103411j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216103429j:plain

 

要塞にたどり着く前に、廃墟好きにはたまらない光景が広がっています。

東にしばらく歩くと、第5砲台跡、第2砲台跡が現れます。第2砲台跡は海沿いにあり朽ちたレンガと海のコントラストが美しいです。

 

f:id:kanta1756:20220216104154j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104214j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104250j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104321j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104341j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104359j:plain

 

砲台跡から砲台跡へはハイキングコースになっていて、途中にこれも明治時代に建設された灯台があります。こちらは現役で稼働しています。

 

f:id:kanta1756:20220216104610j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104628j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216104735j:plain

 

次に第1砲台跡。

 

f:id:kanta1756:20220216105034j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105102j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105124j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105155j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105212j:plain

 

次に旧海軍聴音所。大阪湾に侵入する船を見張っていたそうです。

友ヶ島要塞は陸軍の管轄でしたが、ここは海軍の施設でした。

 

f:id:kanta1756:20220216105800j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105819j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105840j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216105857j:plain

 

ほぼ島を半周して、いよいよ第3砲台跡、要塞跡のハイライトです。

島の要塞跡では一番規模が大きく、各砲台が地下の通路でつながっています。

 

f:id:kanta1756:20220216110418j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110442j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110502j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110522j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110543j:plain

 

弾薬庫等もあり、ダンジョン感が満載です。一応照明はありますが、暗い場所も多いので懐中電灯は持ってる方がいいと思います。

 

f:id:kanta1756:20220216110858j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110920j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216110941j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111006j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111032j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111057j:plain

 

朽ちたレンガと茂った草木、所々の水溜まりがまさにラピュタです。砲台の角から飛行兵が現れてきそうです。

 

f:id:kanta1756:20220216111645j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111706j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111726j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111750j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111819j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111846j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216111911j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216112022j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216112045j:plain

 

f:id:kanta1756:20220216112121j:plain

 

ぐるっと歩いて約2時間、島ということもあって非日常感が満載でした。

 

 

2017年8月 沖縄(慶良間ブルー)

これも、過去記事の再編集です。

2017年8月に、毎年恒例の子供達と沖縄旅行に行ったんですが、前年に、青の洞窟に、ボートでシュノーケリングツアーに行き、いたく気に入ったみたいで、今回は、ダイビングという運びになりました。何をやっていても、一人だと費用は知れているのですが、合計4人分になると、かなり痛い出費になります。年に1回だしまぁいいかって感じで、今回はダイビングツアーです。

90年代のバブルの後期頃に世間はアウトドアブームになっていて、ダイビングやスキーが脚光を浴びている時期がありました。「私をスキーに連れていって」「彼女が水着に着替えたら」という映画もヒットして、トレンディドラマがフィールドに進出してきたといった模様です。

当時の仲間が「ダイビングに行ったら、やたらと若いおねーさんと友達になれるそうやで」と情報を仕入れてきたので「ほな、やってみよか」と皆で何度かやってみたんですが、結局、当時夢中になってたカヌーの川下りとルアー、フライフィッシングの方が断然面白くて後が続かず、約30年振りのダイビングです。

船の上から眺めているだけでも、充分美しい海なんですが、潜ると、また景色が変わります。

那覇から約1時間、慶良間諸島渡嘉敷島の近くなんですが、那覇の付近とは海の色が違います。

 

 

f:id:kanta1756:20200203142939j:plain

 

f:id:kanta1756:20200203143002j:plain

 

f:id:kanta1756:20200203143029j:plain

 

本島の北部に行くと、美しいビーチがありますが、那覇近郊の都市部ではびっくりするほどの美しい海はもうありません。

沖縄も、年々観光客が増えて、国際通り美ら海水族館等、主な観光地は大混雑の上に、日本語で喋ってる人の方が少なくなってるように思います。沖縄に限らず、全国どこでも似たようなものですが。

ダイビングやシュノーケリングの名所の、恩納村の真栄田岬や青の洞窟なども美しい所なんですが、陸から近くて手軽に行けるので、夏休みは魚より人の方が多いんじゃないかという状況です。

さすがに、船で1時間、慶良間まで来ると我々のようにダイビングやシュノーケリングをしに来た人しかおらず、この美しい海と空を独り占めしてるような気分になります。

 

f:id:kanta1756:20200203150946j:plain

 

f:id:kanta1756:20200203151005j:plain

 

f:id:kanta1756:20200203151028j:plain

 

 この海と空を見るために、ここまでやって来ました。ここでしか、見ることができません。

 

f:id:kanta1756:20200204095840j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204095905j:plain

 

ずっと景色に見とれていたかったんですが、ダイビングの時間になりました。軽く講習をしてもらって海の中です。

 

f:id:kanta1756:20200204100105j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100145j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100207j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100224j:plain

 

潜り始めてしばらくは、ウエイトが軽くて下に行くのに苦労しましたが、少し重くすると自由に動けます。やはり、本州の海とは違います。

 

f:id:kanta1756:20200204100527j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100545j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100606j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100627j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100653j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204102932j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204100708j:plain

 

怪しい探検隊って感じになっています。

最近は、それぞれ忙しくて、三姉妹そろって行動するのも夏休みのこの旅行だけになっています。ちょっと忙しい旅行ですが、楽しんでくれてるんでしょうか。

 

f:id:kanta1756:20200204102857j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204102959j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204103020j:plain

 

ウミガメに遭遇しました。まだ小さい子ガメです。慶良間の海はウミガメの遭遇率が高いそうです。

 

f:id:kanta1756:20200204130715j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204130738j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204130756j:plain

 

せっかく、くつろいでるに、わいわいがやがやと実は迷惑だなと思ってるんでしょうか。せっかくなので、カメさんと記念撮影です。

 

f:id:kanta1756:20200204131006j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131041j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131102j:plain

 

やれやれ、やっとどこかに行ってくれるのかい、じゃまたなって感じの表情です。カメさん、どうもありがとう。

最初に潜ってから、少し休憩して2回目は、全員慣れてきて動きが軽快です。

南の島の海の中は、色彩豊かで賑やかです。

 

f:id:kanta1756:20200204131811j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131839j:plain

 

 

f:id:kanta1756:20200204131906j:plain

 

 

f:id:kanta1756:20200204131710j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131727j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131745j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131943j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204131959j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204132016j:plain

 

ダイビング2回で、合わせて1時間半程度の水中散歩でした。シュノーケリングもいいですが、水中に滞在できるダイビングは更に楽しめますね。

こういう事は、ここに来ないとできません。それにしても、きれいな海です。まさに、慶良間ブルー。

ダイビングを終えると、しばらく自由時間です。シュノーケリングを楽しんだりと、この美しい南の海を満喫しました。

 

f:id:kanta1756:20200204132947j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133024j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133048j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133112j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133140j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133217j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133240j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133311j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133339j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133402j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133426j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133445j:plain

 

f:id:kanta1756:20200204133503j:plain

 

まるで、自分達まで青く染まったような気になって、島を後にしました。

 

www.okinawa-tropico.com

 

2019年2月 知床(流氷と雪原とオジロワシ)

これも、過去に投稿した記事を再編集したものです。

小樽の雪あかりの路のイベントに行った後は、まだちょっと早かったので、夜行バスの発車時刻まで時間をつぶす必要があります。バスターミナルは繁華街に近く、居酒屋やショットバー等の時間をつぶす場所には困らないのですが、それをしてしまうと、一杯が二杯、二杯が三杯~となってしまいます。寝てる間に移動できる時間の有効活用と、運賃が飛行機や鉄道より安いし宿代わりにもなるという、お金の節約という目的でバスを選択していますが、バスの待ち時間に飲み屋で大量にお金を使うと何をやってるのかわからないという状況に陥ります。で、最近は、バス等の待ち時間は銭湯で過ごすことにしています。2018年の11月に網走に行った時にも夜行バスを使ったんですが、その時に見つけた苗穂駅前 蔵の湯です。露天風呂等があって設備はいいのですが、入浴料は一般の銭湯と同じ料金です。札幌から一駅離れています。札幌駅の近くに何軒か銭湯があるので、銭湯巡りもいいかも知れません。

 

f:id:kanta1756:20200130155855j:plain

 

 

kuranoyu.com

 

風呂にのんびり浸かって、風呂上りに一杯飲んで、定食を食べたらいい時間です。一旦、札幌駅に行って、バスターミナルまで歩きます。

真冬の札幌の街、あちこちでイルミネーションが輝いてます。

 

f:id:kanta1756:20200130161421j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130161449j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130161537j:plain



f:id:kanta1756:20200130161559j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130161628j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130161731j:plain

 

北海道の高速バスは、札幌を中心に各地に走っています。昔は、道内の至る所を夜行列車が走っていましたが現在は全て廃止になって役割をバスに譲っています。

バスターミナルの待合室で、23:15の発車時刻までバスを待ちます。ターミナル内の売店閉店時間が過ぎていますが、道路を挟んだ向かいにローソンがあるので、必要な物を買うことができます。待合室で、買ってきた缶チューハイを2本飲んでいたら発車時刻になりました。

今夜の宿、知床ウトロ行きイーグルライナーです。

 

f:id:kanta1756:20200130163056j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130163119j:plain

 

車内は、独立3列シートで車内の中ほどにトイレがあります。バスの前方を男性席、後方を女性席に分けているようです。座席にブランケットはありますが、深夜から明け方の最も気温が下がる時間に走行するので、真冬は服装で調節した方がいいと思います。コンセントは各座席に設置してありました。

 

f:id:kanta1756:20200130164311j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130164331j:plain

 

北海道の高速バスを予約すると、私の場合、何故か最前列の席に当たってしまいます。今のところ4打数4安打です。ウトロや網走行きは、早朝の3時台から停車するので、降車の時のざわめきと、ドアの真後ろなので冷気で目が覚めます。後はこまめに停車するたびに目が覚めるけど、シートにしがみついて寝てるって感じです。

 

www.rakutokubus.jp

 

バスは早朝6時半にウトロに到着します。この氷点下の寒空の下で過ごすのも辛いので、夜行バスと提携してるホテルで入浴と朝食がセットになった休憩プランを予約しておきました。他にはコンビニくらいしか開いてる店がありません。

入浴+朝食のプランの提携ホテルは、北こぶし知床ホテル&リゾート、KIKI知床ナチュラルリゾート、知床第一ホテル、ホテル知床(11月~4月は不可)です。いずれもホテルに直接予約する方式になっています。知床以外にも夜行バスの休憩プランは多数あるので、北海道中央バスのHPを検索してみて下さい。

今回は知床第一ホテルを予約しました。

翡翠を敷き詰めた広い浴槽にあふれるお湯につかると、寝不足の夜行バスの疲れが飛びます。露天風呂からは一面の流氷のオホーツク海、この世の幸せを独り占めしてるような気分です。気温が氷点下なので、露天風呂につかっていても少しものぼせません。

風呂から上がると朝食です。バイキング形式の朝食なんですが、一品一品がすごく美味しくて、これからネイチャーツアーが待っているというのに、お腹いっぱい食べてしまいました。特に、イカの塩辛とタラコが絶品でした。

 

f:id:kanta1756:20200130185849j:plain

 

 そんなこんなで、ガイドに迎えに来てもらいネイチャーツアー始まりです。

今回は、東京からのファミリーと同行です。知床自然センターで集合しました。

 

f:id:kanta1756:20200130191358j:plain

f:id:kanta1756:20200130191418j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130191440j:plain

 

 野生のフィールドには飲食物の持ち込みはダメです。ペットボトルや水筒にお茶や水程度は問題ないですが、出会った動物にエサになるものを与えるのは厳禁です。野生動物の行動形態に影響を与えてしまうので絶対にダメです。我々は、彼らのフィールドを少し間借りして彼らに会いに来たに過ぎません。お互いの距離を大事に保つと、ずっと上手く付き合っていけるんじゃないかと思います。

 

center.shiretoko.or.jp

 

スノーシューを履いて雪原ハイクに出発です。

 

f:id:kanta1756:20200131200631j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201214730j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201214755j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201215831j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201215912j:plain

 

前週に降った大雪で、雪がパウダースノー状態で柔らかく、シューが沈むので歩きにくいです。もちろん、慣れていないというのもあります。

気温が氷点下なので、カメラがいつまでもつか心配です。レンズが結露したりすると写真が撮れなくなります。いつものように出しっぱなしにはせず、移動中はカメラバッグに収納します。バッグの緩衝材が少しは保温してくれるかも知れません。 

しばらく歩くと、鹿の群れに遭遇しました。

 

f:id:kanta1756:20200201220141j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220203j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220224j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220247j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220324j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220420j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220342j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220443j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220510j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220533j:plain

 

鹿たちは、慣れているのか、我々には全く興味を示さず食事に夢中です。

 

f:id:kanta1756:20200201220558j:plain

 

森を抜けて海に出てきました。ガイドの説明を聞く子供さん。東京から来たファミリーは、一面の雪の原に大喜びです。

 

f:id:kanta1756:20200201220618j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201220700j:plain



f:id:kanta1756:20200201221026j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221048j:plain

 

キツネも登場です。鹿ほどは近寄ってくれません。

真冬の雪原は、なかなかにぎやかです。

 

f:id:kanta1756:20200201221845j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221908j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221935j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221958j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201222021j:plain

 

折り返し地点のフレぺの滝に到着です。

滝の水が凍ってこのような景色になっています。

 

f:id:kanta1756:20200201221339j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221552j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201221618j:plain

 

キツツキが開けた穴です。

森には、リスやモモンガ、フクロウも住んでいます。

 

f:id:kanta1756:20200201222132j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201222453j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201222528j:plain

 

知床岬。道路が無いので、海からしか行けません。陸からだと知床連山を縦走して行く事になるので、エキスパートな世界になります。本州の山と違って、熊と遭遇する確率が高いのが難点です。

 

f:id:kanta1756:20200201222628j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201222703j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201222724j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201223312j:plain

 

知床自然センターに還ってきました。4時間程の雪原ハイクでした。慣れない事をやると非常に疲れました。

siretoko.jimdofree.com

 

冷えて疲れた体には、やはりラーメンです。温まります。

 

f:id:kanta1756:20200201224106j:plain

 

 

f:id:kanta1756:20200201225252j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225311j:plain

 

ネイチャーツアーのガイドが古くからの友人で、せっかくなのでオジロワシの見に行こうということになって、案内してもらいました。

ワシは警戒心が強くて、あまり至近距離で写真が撮れません。私が持ってる望遠レンズでは倍率が低くて、あまり上手く撮れません。やはり鳥を上手く撮るには、バードウオッチャーの皆さんのように、バズーカ砲みたいなレンズが必要です。

 

f:id:kanta1756:20200201225359j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225420j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225446j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225505j:plain

 

流氷の下はプランクトンが豊富で、魚が多く生息しています。それを狙って、オジロワシオオワシ等が集まってきます。特にオジロワシとの遭遇率は高いです。

 

f:id:kanta1756:20200201230415j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225822j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225855j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225915j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201225935j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201230441j:plain

 

ウトロの市街地まで送ってもらい、ガイドと別れました。はるか昔に、この街に住んでたことがあるのですが、全く様子が変わっていて懐かしい思いにひたる事はできません。

 

f:id:kanta1756:20200201230525j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201230552j:plain

 

夕方になってきたので、宿に荷物を置いてカメラを持って夕焼けを撮りに行きました。

ウトロは夕陽の名所でもあります。街の入り口のトンネルを斜里方面に抜けた場所が、いい撮影スポットなので出かけてみましたが、トンネルを通らず側道を歩いていたら、ひざまで埋まる雪でした。引き返す時間は無いし、ほとんど転がりながら撮影スポットに到着です。気温は氷点下ですが、汗だくになりました。

 

f:id:kanta1756:20200201231302j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231323j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231523j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231348j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231414j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231439j:plain

 

f:id:kanta1756:20200201231456j:plain

 

バスが到着した後、早朝から活動していたので長い一日でした。この後、流氷フェスに行ってみました。

2019年2月 小樽(雪あかりの路)

昨年の5月に、右手の病気の治療で入院、手術をして以来あまり出かけていなくて、記事のネタが枯渇しつつあります。ブログのタイトルが、おっさんのお出かけ日記なので、出かけなくては記事が書けません。最近は、やっと体調は回復したので、以前のように月に1、2回は日帰りや1、2泊程度のお出かけを再開しようかなと思います。

今も、放置してる事が多いブログなんですが、始めた頃は放置っぷりが更にひどくて、間延びした間隔で、飛び飛びにたまに投稿してるって感じでした。

で、自分で気に入ってる記事がいくつかあるので、再編集して投稿してみようかなと思います。

 

2019年2月に、知床のウトロで2月に流氷フェスというイベントをやってるので、行ってみたいなと思って北海道にやってきました。札幌雪祭りが終了した直後を狙うと、往復の航空券が格安で購入できました。神戸空港ができてから、格安のスカイマークが拠点にしている事もあり飛行機で出かける機会が増えました。北海道や沖縄がひどく身近になってます。那覇や新千歳が3ヶ月程前に予約すると片道8500円程度で搭乗できます。もう、ANAJALには乗れません。伊丹も関空も遠いので行くのが面倒なのもありますが。但し、かなり前の予約になるので、旅行の当日前後に仕事の状況がどうなっていようと知ったことかという覚悟は必要になります。

 

f:id:kanta1756:20200129182751j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129182808j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129182829j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129182853j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129182953j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129183019j:plain

 

小樽の運河は、この季節のこの景色が一番好きです。

この日は、前週に大雪で札幌郊外は雪で埋まってるって感じでした。冬の北海道には何度か来てますが、大雪に当たったのは初めてです。

札幌から知床ウトロまでの夜行バスを予約してるので、バスの出発時間までの時間つぶしに小樽にやって来ました。

雪あかりの路というイベントをやっていて、小樽運河の遊歩道と手宮線の廃線跡の公園が会場です。毎年、2月中旬から2週間程開催されるイベントです。こちらのメイン会場以外にも会場があるそうです。

夕暮れと共に、市民の皆さんが作ったランタンに灯りが点されていきます。

 

f:id:kanta1756:20200129183153j:plain

 

f:id:kanta1756:20200129183240j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130090147j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130090215j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130090233j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130090252j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130090315j:plain

 

徐々に夕暮れが濃くなっていく中、スタッフの人が次々とランタンに灯りを点していきます。降り積もった雪が、ろうそくの炎に優しく照らされていきます。

 

f:id:kanta1756:20200130090936j:plain



f:id:kanta1756:20200130091002j:plain

 

このイベントに来るのは初めてなんですが、有名なイベントなのか、夕暮れと共に多くの人が繰り出してきます。

 

f:id:kanta1756:20200130091252j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130091319j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130091343j:plain


手宮線の廃線跡の公園に移動しました。小樽の街の中心部から廃線跡を歩いて手宮公園まで行くと、周囲に歴史的な建物がいくつかあり、丁度いい散歩のコースになります。運河はいつも観光客でいっぱいですが、こちらの方は人が多いのを見たことがないので、昔の小樽の面影を探しながら歩くにはぴったりだと思います。

 

 

手宮線の会場の方に移動してみました。

 

f:id:kanta1756:20200130092717j:plain

 

こちらも人は多いですが、道幅がちょっと広いので、混雑はそんなに気になりません。

 

f:id:kanta1756:20200130092947j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093008j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093028j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093049j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093109j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093136j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093157j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093223j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093246j:plain

 

こちらの方は、グループで作製された物が多く、ちょっと凝った作りのランタンが多いです。

 

f:id:kanta1756:20200130093453j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093510j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093530j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093550j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093611j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093629j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093651j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093712j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093735j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130093755j:plain

 

作った人の気持ちのこもったランタンが多いような気がして、優しいろうそくの灯りに引き込まれてしまいます。最近、LEDを大量に使った派手さを競うようなイルミネーションのイベントが多いですが、こちらは手作り感満載です。気温は下がっていますが、あまり寒さを感じません。

 

f:id:kanta1756:20200130094409j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094428j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094449j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094547j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094610j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094633j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094653j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094714j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094733j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094753j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094817j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094841j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094903j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094923j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130094944j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095012j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095047j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095123j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095146j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095211j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095230j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095255j:plain

 

完全に日も暮れて暗くなったので、もう一度運河の方に戻ってみました。

 

f:id:kanta1756:20200130095428j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095452j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095512j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095532j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095600j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095618j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095647j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095714j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095743j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095759j:plain

 

f:id:kanta1756:20200130095820j:plain

 

時間つぶしに訪れたイベントでしたが、真冬の一時を気持ちよく楽しめました。少し暖かくなった気分で、小樽の街を後にしました。

 

accaii.com

2020年1月 姫路(世界遺産の街のもう一つの遺産)

姫路市は、兵庫県西部では最も人口が多く、世界遺産の姫路城を抱えて発展した街です。地方都市の駅前の商店街がどんどん廃れていく中で、この街では、駅から城に伸びる商店街は、いつも多くの人で賑わっています。駅前もきらびやかに再開発されましたが、反面、昭和の遺産がへばりついたままの場所があります。そんな、姫路市営モノレール廃線跡を歩いてみました。

 

1966年、姫路駅と手柄山公園駅の1.6㎞を結ぶモノレールが開通しました。当時、手柄山公園で姫路大博覧会が開催され、会場までの足として機能していました。

大将軍という途中駅があり、10階建ての高層アパートの3、4階を駅にするという斬新な造りでした。この駅、利用者がいなくて2年後には廃止になっています。姫路駅から500m程の距離に駅があったので、列車を待ってるより歩いた方が早かったそうです。

モノレールも1974年に運行休止、1979年に廃止になっています。8年間だけ稼働したモノレールでした。

莫大な費用をかけて建設されて開通後も赤字を垂れ流し続け、現在も、道路の拡張等の際に結構な費用をかけて支柱を撤去するという、姫路市には疫病神みたいな存在になってますが、建設された当時は自治体の枠を超えて、鳥取まで延伸しようという計画もあったみたいです。まさに、つわものどもが夢の跡。

 

姫路駅の北側から廃線跡が始まります。建物の屋根から煙突のように突き出してるのが、モノレールの軌道の支柱です。

 

f:id:kanta1756:20200127185751j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127185815j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127185846j:plain


建物の中にモノレールの支柱があるという、それはそれで非常に斬新な造りなんですが、中はどんな感じか見てみたいです。支柱の下には、やってるのかやってないのか、わからないような店舗が続きます。

 

f:id:kanta1756:20200127191736j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127191803j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127191832j:plain

 

新幹線の姫路駅から3分歩くとこんな感じの景色になります。予備知識がないと、これが一体何なのか全然わからないと思います。

モノレールの支柱が無くても、充分昭和を引きずった景色です。

 

f:id:kanta1756:20200127193551j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127193614j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127193639j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127193713j:plain

 

ちょっと開けた場所にでると、このようなガッツリした支柱が立っています。

しばらく歩くと空地があります。ここが、途中駅のあった高層アパートの跡地です。

 

f:id:kanta1756:20200127194730j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127194756j:plain

 

ここに、1,2階が商業施設、3,4階がモノレールの駅、5~10階が住宅という高層アパートがありました。高尾アパートという名で、モノレールの廃線後も、斬新な造りが人気で姫路の隠れ人気スポットになってたみたいです。

2017年に解体されましたが、建物の解体後、地中梁が途中で折れていたり、曲がった状態で打ち込んでいたりが判明して、無理に撤去すると振動等で周囲の建物を破壊する可能性があるということで、新しく建物を作るのは不可能と判断したみたいです。駐車場にするそうです。

建物があった頃は、こんな感じでした。

 

f:id:kanta1756:20200127200746j:plain

 

写真は姫路市のHPから拝借しました。 

 私も、初めて見た時は既にモノレールは廃線になってましたが、何これ?とびっくりしました。

大将軍を過ぎると、軌道は大きくカーブして川沿いを進みます。この辺りからは軌道も、道路や鉄道と交差してる場所以外はほったらかしです。

 

f:id:kanta1756:20200127201949j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127202047j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127202129j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127202222j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127202242j:plain

 

民家や店舗のすぐ後ろに、普通に支柱と軌道が立っています。でかい地震とかが発生するとヤバそうな気がするのですが、その辺はどうなんでしょうか。

2017年に、37年間閉鎖されていた手柄山駅が、リニューアルオープンした姫路水族館に併設されてモノレール展示館としてオープンしました。

かつてのプラットホームを再現して、車両も展示しています。

姫路市、悪夢だったモノレールを、歴史と見る余裕ができたんでしょうか。

 

 

f:id:kanta1756:20200127203941j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204005j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204030j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204049j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204111j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204206j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204226j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204252j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204405j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204431j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204457j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127204519j:plain

 

2020年1月 姫路(背中の十字架)

自称廃墟カメラマンなんですが、昨年、体調不良になって以来、遠出ができなくて廃墟に全然行ってません。体調もかなり回復してきたのでそろそろ活動を開始しようかなと思い、まずは近場の姫路市に行ってみました。

私の場合、廃墟好きと言っても、心霊スポット等には興味がありません。かつては人が集まり栄えた時期を経て、役割を終えて誰も居なくなった建物や場所が自然に還っていく風情が心に響くといった感じでしょうか。肝試しをするような場所には行きません。

 

姫路市新在家という所にある観音寺という寺に行ってみました。この寺の由来等は説明版もなく、ネットで調べても全然わかりませんでしたが、境内に背面十字架地蔵があるというので、その存在を知られています。

背面十字架地蔵というのは、前から見ると普通の地蔵なんですが、背中に十字架が刻んである地蔵です。姫路市の隣の加西市で、このような地蔵や石仏が多数発見されています。隠れキリシタンの信仰の対象になっていた地蔵だそうです。

 

f:id:kanta1756:20200127160235j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127160306j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127160330j:plain

 

隠れキリシタンと言えば、まず長崎県が思い浮かびますが、姫路は、キリシタン大名だった黒田孝高(官兵衛)の領地だったので、信者が多くいても不思議ではないと思います。近くの明石は、同じくキリシタン大名高山右近が治めていたし、播磨地方は、キリスト教の信者が多かったのかも知れません。歴史にはあまり詳しくないので、ただの思い付きですが。

この地蔵が境内にあるところを見ると、この寺も隠れキリシタンと関係があるのかななどと考えてしまいます。

 

f:id:kanta1756:20200127162034j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162055j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162141j:plain

 

寺は無人になってから相当な期間が過ぎているようです。檀家か近所の人が掃除でもしているのか、荒れ放題といった雰囲気ではありません。

 

f:id:kanta1756:20200127162435j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162502j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162521j:plain

 

敷地はあまり広くはありませんが、立派な造りの寺です。隣は墓地になってます。

 

f:id:kanta1756:20200127162812j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162833j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162853j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162910j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127162932j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163002j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163030j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163103j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163128j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163157j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163222j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163241j:plain

 

f:id:kanta1756:20200127163301j:plain

 

このまま朽ちていくのが惜しいような立派な建築です。住職の後継者がいなくて、このような空き寺がすごく増えているらしいです。

長崎県の教会堂や隠れキリシタンの里には行ったことがありますが、背中に十字架を刻んだ地蔵を見たのは初めてです。昔の人の信仰心の強さを垣間見たような気がしました。